IPL（フォトフェイシャル）とは？
フォトフェイシャルとは、IPL（intense pulsed light）という技術を用いて肌細胞を刺激することで、顔や肌のトーンを改善する施術です。様々な波長の光を短いパルスで肌に送り、肌トラブルが生じている部位に集中させることで、しみや小じわなどを効果的に改善します。
さらにフォトフェイシャルは、コラーゲンの生成を促進し、肌の弾力性を高めて、若々しくする効果も期待できます。
フォトフェイシャルの効果
肌の表面にある色素沈着や血管をターゲットに強いパルス光を当てると、そのエネルギーは肌の組織に吸収され、血管や色素沈着に集中的に作用します。その結果、血管が破壊されたり、色素沈着が分解されたりして、肌のトーンが均一化されるのです。
これにより、しみやそばかす、肌のくすみ、肌のハリ、毛穴の開き、赤ら顔、小じわなど、様々な肌トラフブルの改善が期待できます。
また、このパルス光の熱作用は、コラーゲンの産生を促進するので、肌のキメや質感の向上とハリのある肌を保つ効果も期待できます。
斑や日焼けの色素沈着を改善したい方や赤ら顔などの症状にお悩みの方、しわやたるみの軽減に興味がある方や肌質を改善したい方のほか、ニキビやニキビ跡にお悩みの方にも適した施術です。
フォトフェイシャルのデメリット
フォトフェイシャルは一般的にダウンタイムが短く、体への負担も軽くて済みますが、体質や体調などによって、以下のようなデメリットがあります。
- 痛みを伴う可能性がある
- 皮膚が敏感な方には不向き
ニキビ跡への効果
ニキビ跡には、大きく分けて4種類あります。ニキビの跡が凹んで見えるクレーター、逆に盛り上がって見えるケロイド・肥厚性瘢痕、毛細血管の血液が透けて見える赤み、茶色のしみが残る炎症性色素沈着です。
このうちフォトフェイシャルが有効とされているのは、炎症性色素沈着です。このしみの原因は、一般的なしみやそばかすと同様にメラニンの蓄積です。そのためIPLのパルス光を当ててメラニンを分解すれば、炎症性色素沈着も目立たなくすることが可能になるのです。
ICONを導入
グランメドクリニックでは、フォトフェイシャルの施術に「ICON」という機器を導入しています。ICONは従来の機器とは違い、皮膚冷却装置が付帯しています。そのため痛みが少なく、より安全であるうえ、高い出力のパルス光を照射できます。また、従来の機器では対応できなかった色合いのしみにも効果が期待できます。
施術の際、静電気が生じた時のような痛みはありますが、麻酔が必要なほどではありません。照射は10分程度で終了しますが、治療後半日から1日程度、日焼けしたときのようなほてりがあります。あらかじめご了承ください。