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featureサブシジョンの特徴

従来のニキビ跡治療

日本でニキビ跡治療と言えば、ダーマペンやフラクショナルレーザーを用いた治療が一般的です。

ダーマペン

ダーマペンは非常に細い針をニキビ跡に刺すことで、自然治癒力を利用してニキビ跡を改善する治療です。非常に浅いニキビ跡や、毛穴が少し大きく広がって見えるようなニキビ跡であれば、この方法でもある程度の効果が期待できます。

しかしニキビ跡が、真皮と呼ばれる皮膚の深い部分に到達している場合、皮膚に対して垂直に針を刺すダーマペンでは届かないため、大きな効果は期待できません。

またターンオーバーによって再生する表皮に対して、真皮にはターンオーバーがなく、一度損傷すると再生することはないので、自然治癒力を利用するダーマペンの治療ではどうしても満足のいく結果は得られにくいのです。

フラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーとは、レーザーによって表皮や真皮に微細な穴を開け、自然治癒力を利用してニキビ跡を改善する治療です。針とレーザーの違いはありますが、ダーマペンとフラクショナルレーザーの仕組みはほとんど同じです。

そのため、アプローチできるニキビ跡も同じです。非常に浅いニキビ跡や、毛穴が少し大きく広がって見えるようなニキビ跡であれば効果が期待できますが、深いニキビ跡にはあまり効果が見られません。

日本人の肌は繊細

ダーマペンやフラクショナルレーザーの効果は限定的です。にもかかわらず日本でこの2つの治療が一般化しているのは、日本人の肌が欧米人に比べて繊細だからです。

欧米でニキビ跡治療と言うと、ピーリング剤を使って真皮まで剥がしてしまう「ディープピーリング」、機械を使って皮膚の表面を削る「マイクロダーマアブレーション」が一般的です。これらはニキビ跡が深い部分まで到達していても、その部分にまでアプローチできるため、十分な効果が期待できます。

しかし日本人の肌でこれらの治療を行うと、色素沈着や瘢痕(傷跡)形成のリスクが高いのです。だからこそ、低リスクのダーマペンやフラクショナルレーザーが使われ続けているというわけなのです。

サブシジョンによるニキビ跡治療の特徴

テキストテキスト

サブシジョンは、ダーマペンやフラクショナルレーザーの欠点を補いつつ、日本人の繊細な肌にも最小限のリスクで治療ができる新しい治療方法です。

肌に対して水平にアプローチ

前述したように、従来のニキビ跡治療は肌に対して垂直に針を刺す、レーザーを照射するというアプローチをとっていました。これに対してサブシジョンは、肌に対して水平にアプローチします。

ニキビ跡のクレーターのうち、ローリング型とボックスカー型の2種類は、表皮と皮膚組織が癒着することで生じていることが多いケースです。簡単に言えば、皮膚の内側から引っ張られて表面が凹んでいるのです。

この癒着している部分を引き剥がすために、肌に対して水平に特殊な器具を入れるのがサブシジョンです。内側から引っ張っているものを切り離すため、凹んでいた表皮が元に戻り、ニキビ跡が目立たなくなるという仕組みです。

もちろんサブシジョンだけでは十分に効果が得られない場合もあります。そのようなケースでは他の治療方法を併用することで、ニキビ跡を目立たなくさせる処置を施します。

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